さくらんぼ剪定枝のアップサイクルが受賞しました
JR東日本地域共創アワードで「HAKUTAI」が優秀賞を受賞しました。
この取り組みに共感したABE HOME SHOES では、バブーシュをはじめとした数種類の室内履きの製作しました。
「さくらんぼの剪定枝をアップサイクルの取り組み」
○新たな価値へ
大切に育てられたさくらんぼ。その剪定に欠かせない作業で毎年大量に発生する剪定枝の処分は、長年の課題でした。そんな中、山形の未来を模索するHAKUTAI(百代)さんは、この課題に対し特別な和紙を活用したアップサイクルプロジェクトをスタートさせました。
○剪定枝が製品になるまで
さくらんぼの剪定枝は微細なパウダー状にされ、和紙を漉く工程で混ぜ込まれます。丁寧に漉かれた和紙は細く裁断され、撚りをかけられて糸となり、布へと織り上げられます。こうして生まれた生地は、和紙ならではの自然な吸湿性により、さらりとした心地よい肌触りが特徴です。ABE HOME SHOESでは、この特別な帆布とパイル生地を使用したホームシューズを製作しました。
○広がるアップサイクルの可能性
さくらんぼの剪定枝から、和紙としてノート、糸にしてニット製品、布を使用したしてソファなど、様々な物作りが始まっています。この小さな一歩が、山形県の農業の持続可能な未来へと繋がっていく大きな力となることを、私たちは心から願っています。